Episode

入社のキッカケ・印象に残る仕事

家族の幸せを求めて転職、巡り合ったのは大地に足跡を記す仕事。

入社のキッカケを教えてください。

15年勤めた前職のゼネコンから転職して10年。キッカケは簡単に言うと「家庭の事情」です。学校を卒業して就職したゼネコンは日本全国に「現場」があり、しかも大きな工事現場ばかりなので、現場監督の仕事をするとなると、まず家から通える位置には「現場」は無く、独身の時分にはいろんな所にいける楽しみもありましたが、結婚して子供を授かって、子育てをするとなると結果、単身赴任が多くなります。そうした生活の変化の中で、家族と一緒に暮らしている事や、過ごす時間がとても大切なものになってきて、子供が小学校に上がるのを契機に実家にも近いエリアで転職を希望して、知人が紹介してくれたのが松陽建設でした。
また、もう一つの事情として、龍野の実家に田んぼもあり、「いつかは帰って農業もするんだ」という想いもありました。

入社後、印象に残っている仕事は？

入社してからの印象は、通勤は自家用車で片道25分と、とにかく通いやすいのが嬉しかったです。そして何よりも家族と一緒に暮らせる事、実家にも近くていろいろと世話ができる事に大きな喜びを感じました。とはいえ、最初の頃は勝手がわからなくて緊張の毎日を過ごしていましたが、会社のアットホームな雰囲気に慣れる程に「転職して良かった」と実感するようになりました。

松陽建設は陸地で展開する「一般土木工事」もやりますが、もともと海の仕事に興味があったので、港湾関係や護岸、浚渫などを手がけている事が魅力的でした。クレーン付きの台船を自社で持っていて、いろんな海で活躍する仕事にワクワクしました。

ビルや巨大な構造物を造る「建築」の仕事に比べると、一見地味に思われがちな「土木」ですが、陸地では「道路」や「橋梁」を、海では「海岸」「防波堤」「消波ブロック」など、大地に足跡を記す仕事をしているんだと実感できるところや、形になって残るのが多い事も日々業務をしていて印象深い所です。

Vision

将来の夢や目標

日々の一日を大切に。獲得した信頼を糧に成長し未来へ。

将来の目標や、大切にしていることは何ですか？

今仕事している松陽建設は本当にいいチームなので、未来に向かってこの「いいチーム」を維持しながら、だんだんにヴァージョンアップしていく事が将来への目標というか、イメージです。今現在の「いい雰囲気」や「いいバランス」を損なう事なく、その「いい輪がもっと大きくなる未来」を目指していきたいと思っています。 アットホームな働きやすい環境の中で、ものを造る楽しさ、現場に品物が形になって残る喜びを実感しながら、様々な個性を持った人たちが持てる得意を出し合って仕事が進んでいくいい状態。「書類」「海」「陸」「船の操縦」や「重機」など、この人はこの分野が得意というのがちゃんとあって、それぞれの能力がうまいこと噛み合って、忙しい→有り難い→忙しい→でも有り難い→社長もガンガン仕事取ってくる→もっと忙しい→活躍させてもらって有り難い→（最初の「忙しい」の戻る）そうして、ひと仕事やり終えた後のビールが本当に美味しいという「現在」を大切にしながら会社全部が成長していけたらいなと思います。

土木関係の仕事は公共事業も多く、「高品質でより良い品物を納める」という事を達成・継続し「確固たる信頼」を得ること、続ける事が大切であり、そうしてこそ、ちゃんと評価されて、繰り返し仕事がいただけるものなのだと考えています。もしも、万に一つの場合でも、慢心から手を抜いたり、間違った不正などを働いてしまったら、その「よい輪」も「有り難い循環」も一瞬で途切れて崩壊してしまいます。結果、信用もお金も失って、損害は莫大となり大きなマイナスの見返りを得てしまいます。そして何よりも、私たちの触る仕事は社会基盤を造るものなので、安心も安全も無くなってしまって、人々の暮らしの基盤が揺らいでしまう事態となってしまいます。なので、信用もお金も、さらには命も一朝一夕でどうにもなりませんが、失うのは一瞬と思って、業務の遂行にあたっては、ひと際高い意識を持って、日々の一日を大切にしていきたいと思ってます。